わたしは大学を卒業していないことがコンプレックスでした。
社会人となり、3回の転職。
3回目の会社では取締役となりさまざまな人と打合せ、出会い、交渉と繰り返してきましたが、一流企業との打合せともなれば優秀な学歴を持つ方と話をすることは必須となるため、不安に襲われることもありました。
これを読んでいる方のなかには、お客様だけでなく同僚や部下が自分よりも優秀な学歴を持っており、悔しい思いをしている方もいるかもしれません。
しかし、安心してください。
勉強ができることと、仕事ができることは全然違うとわたしは考えています。
わたしの周りには東大出身の経営者が複数人いますが、大学を出ていないわたしがそんな優秀な方たちから尊敬されることもあるから不思議です。
ここでは、大学を出ていない私が勝ち残った方法について解説していきます。
本気で熱中する
わたしが高学歴者に勝つ方法として考えたことは、本気で熱中できるかどうかだとおもいました。
学歴高い人に勝てるとしたら、得意なところで勝負するしかありません。
わたしはこの点を考えた結果、中学生時代から好きだった趣味の延長上にあたる仕事につきました。
元々好きな趣味だったこともあり、積極的に覚えることができたため仕事に熱中していました。
熱中している時は無双状態へ突入するため、身につけた知識を使いどんどんチャレンジしていくこともできました。
経験から得られる知識こそが唯一信じられる知識であり、人を納得させるのに最高の素材です。
いくら頭が良くネットや本から沢山学んでも、経験から導き出された知識には勝てません。
わたしは今まで、高学歴な人と討論する場合は経験したことだけを説明するようにしています。
こちらはプロだから何でも知っているという雰囲気を存分に表現し、経験だけを伝えるようにすると相手は感心し信頼してくれます。
全部勝とうと考えない
頭が良い人に全部で勝とうと考える必要はありません。
そして知識よりも知恵を身につけるようにしましょう。
頭が良い人、ここでは勉強できる人として捉えますが、一部だけ勝てれば良いと考えましょう。
さらに掘り下げると、会社に取って有益な知恵を勉強し身につけるようにしましょう。
会社へ有益な知識とは、売上に関わる知恵か誰かの助けとなる知恵です。
エクセル資料や見積り作成は多くの社員ができますが、経営の知恵は経営陣にならなければ考えないことで、ここがチャンスなのです。
会社の売上に関わる知恵
会社の売上に関わる知恵とは、販売商品の知恵です。
ただ単純に、自社商品の特徴を覚えるのかと言われれば違います。
ここで覚えるべきは、客観視してライバル商品に対して自社商品の特徴をあぶりだすことです。
自社商品のメリットを業界最高値まで伸ばす方法と、自社商品のデメリットをライバル社の商品以上に改善することだけ考えましょう。
たったこれだけで、誰と話しても堂々と話せるようになります。
誰の意見も聞かずに、まずは自分が客観的に考えたときの改善策について、決定権を持つ人へぶつけてみましょう。
ここでの討論結果により、いつの間にかベテランから学んだ知恵も身についていき、益々他人より優位に立てるようになるものです。
誰かの助けになる知恵
頭が良い人はプライドが高いことが多いので、この点では勝つことができる可能性は高いでしょう。
人から信頼されるか否かに学歴は関係ありません。
人は困っている時に、頼りになる人を信頼する傾向があります。
とにかく、困っている人がいたら親身に相談へのってあげましょう。
そして、ただただ話を聞くのではなく、最後に自身の経験を交えた意見を伝えることが大切です。
「この人に話すとスッキリするし解決できる」となれば、学歴関係なく社内でも評価されます。
じつは、頭が良く仕事がバリバリできる人が出世できる会社より、部下から慕われる人が出世できる会社が魅力的だとおもっています。
「〇〇さん(上司)が困ってるなら協力しよう」と考える部下をたくさん持つ人は優秀ですからね。
毎日ニュースを見る
頭の中にある世の中の最新情報は常にアップデートしていきましょう。
社内や打合せにおいて、世の中の最新情報が話題に出ることは良くあります。
しかし、意外と最新情報を知らない人もいるのでここをサラッとでも良いので把握しているけで、勉強しているなといった印象を与えることができます。
通勤中や昼休みの時間帯の5分程度でも良いので、ヤフーニュースだけでもチェックしましょう。
日本人はヤフーニュースを見ている人が多く存在していること、そしてヤフーニュースには代表的な話題が網羅されているためおすすめです。
ライバル社の動向を確認しておく
土日休みの方は、日曜日の夜にライバル社のHPやSNSなどをチェックしておき動向を探っておきましょう。
もし、気になる動向があったら掘り下げて調査し、自分の知識として持っておきます。
毎週チェックしていれば10分程度の短時間作業で済みますし、今抱えている案件や悩みを解決する方法が分かるかもしれません。
わたしは、ライバル社が更新したらスマホにアラートが鳴るように設定しています。
地道な作業ですが、影の努力を積み重ねていくことで知識と知恵が増えていくものです。
まとめ: 【高学歴者に勝つ方法とは!?】大学を出ていない私が勝ち残った方法をご紹介!
いかがでしたか。
わたしが高学歴の人に勝つため、または渡り合うために努力した方法をご紹介しました。
わたしの商売上、お客様が高学歴の人が多いので適当に話すとあっという間に信頼関係が崩壊しお客様が離れていってしまいます。
例を挙げれば、現在契約をいただいている外資系のお客様は、以前他社で契約していました。
しかし、外資系の特徴である成果が出なければ即契約解除という条件もあるなかで、10年以上契約継続中です。
外資系というだけあって、打合せは稀に英語が飛び交いますが、わたしは英語が喋れません。
それでもなぜ信頼してもらっているかと言えば、ここで書いたことを淡々とこなしているだけです。
英語が喋れるとかパソコンのブラインドタッチが速いとかっていうのは、本質ではありません。
高学歴の人を納得させるには、どれだけ信頼してもらえるか。
信頼を勝ち取るには、お客様へ寄り添い要望を聞き他社より結果を出すだけです。
小手先の技術でなく、日々積み重ねてきた知恵が生きるのはまさにここです。
高学歴の人がいて困っている方は、ここで紹介したことをまず1か月程度やってみてください。
きっと、想像以上に自分の世界観が変わるとおもいますよ!